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紅の豚
オレさ、ゆうべ夢を見たんだ。

あん?何の?

それがさ、自分の顔より大きいコンタクトをハメる夢。
洗面器大のコンタクトを顔に近付けては、ああ、やっぱりダメだってやってんの。
そしたらさ、そこに女房が来て「それはこうするのよ」って、いきなりクシャクシャクシャって潰して、あっと言う間に普通のコンタクトの大きさにして指に乗せてくれて、それをオレは目に入れるんだけど、入れた途端ブワっと元の大きさに戻ってさ。頭の後ろぐらいまでコンタクトが来て、もうウワッて目玉が裏返る感じ。これって何か意味あんのかな?

ソフト?ハード?

え、何?

それはソフトコンタクトなの?ハードコンタクトなの?

関係あるのか?

あるさ、勿論。

ソフトだけど。

やっぱり。

やっぱりって何だよ?

やっぱり、ってやっぱりさ。
それはな、紅の豚症候群だ。

何?連れ合いの豚?
うちの女房はそんなんじゃねーぞ。

違うよ、紅の豚。ほら、宮崎駿アニメの。

え?あの「飛べねえ豚はタダの豚だ」ってやつか?

ああ。

症候群ってことはビョーキなのか?

ああ、一応、症候群だからな。

じゃ、あの豚はビョーキなのか?
って言うかちょっと待て。それ、オレもか?

ああ。でも心配ない。

心配ないって、お前、いい加減なこと言うなよ。
オレはフツーだぜ。何がいけないんだ?

まあ、そうムキになるな。
何もいけなくないよ。みんなそうさ。

みんなってどういうことだよ?

みんなある種の心理的傾向を持って生きてるってこと。
何をしなくちゃ気が済まないとか、何が我慢ならないとかあるだろ?
潔癖性とか、そんなようなもんさ。で、お前の場合は紅の豚症候群。

お前、俺のことからかってないか?
ホントにそんな症例あるのか?

あるさ。あの豚がいい例だ。

だって、あれはアニメだろ。

お前、精神科医の俺の言うことが信じられないのか?

マジ、ムリ。

そうか。まあ聞け。
あの豚はな、自信満々のひがみ屋なんだ。

何?オイシイあんまんの木村屋?

お前こそからかってないか?

いや、ごめん、つい。

あの豚はな、自分のことをタダ者じゃないと信じてる。でも見てくれは豚だからコンプレックスの塊だ。だからなおさら自分の能力をわかって欲しいんだな。拠り所が必要なんだよ。それが飛ぶことだ。

何かわかる気もするな。

だろ?

でもそれがビョーキなのか?

いや、誰にでも自信の拠り所は必要だ。でもあの豚は飛べない豚はタダの豚だと言い放ってる。飛べても飛べなくても豚は豚なのに、タダの豚を否定しちまってるんだ。それってお前、何か思い当たる節はないか?

うん、なんとなく。
確かにオレもタダ者じゃないことを証明するために躍起になっているかもしれない。同時にタダ者を否定してるかも。

でもそれだと今度自分がいつか壁にあたった時、同じ理由で自分を否定するかもしれない。それでも結局飛び続けないと自己表現できないんだ。それが紅の豚症候群。でもソフトでよかったな。

ナニ?

ソフトコンタクトでよかったな、って言ったんだ。

ちょっと待て。そこをまだ聞いてなかった。
そもそも、何で洗面器大のコンタクトの夢が紅の豚なんだ?
しかもソフトでよかったなんて。

だってハードじゃ無理だ。

へ?何が?

目に入らない。

ちょっと待て。ソフトだって入らんだろが。

だって、入ったんだろ?

そりゃ、ま、夢だから。
でも夢ならハードでも入ったんじゃないか?

いや、無理。夢でもハードは入らない。ソフトだから入ったんだ。

言い切るな、お前。

いいか、その洗面器大のソフトコンタクトは、お前が挑戦する手の届きそうな不可能の象徴だ。ハードは全く無理な不可能の象徴。そういうのは「となりもトトロ」症候群の範疇だ。

ちょっと待て。今度はトトロか?
でもとなり「も」じゃなくてとなり「の」だろ?

いや、となり「も」だ。詳しく聞きたいか?

やめとく。

そうか、まあいい。
じゃあ、良いニュースを聞きたいか?

何だ?

お前の奥さん。不可能を可能にする幸運の象徴だ。

そうなのか?

ああ。だって考えてみろ。洗面器大のコンタクトをクシャクシャに潰して普通の大きさにするなんて発想、お前にあるか?

いや、ない。

だろ。つまり彼女はお前の不可能を可能にしてくれるんだ。
そういう人がいるのは重要だぞ。もし飛び続ける紅の豚にそういう人がいなかったら、飛び疲れてもソフトランディングできない。ハードランディングしかないんだ。つまり...

落ちるってことか。

ああ。落ちて炎上。丸焼けの焼豚さ。
な、だからよかったろ?

よかったのか、オレ?

ああ、よかったよ。とりあえずチャーシューにならずに済む。

オレ、メガネにしようかな。

それもいいけど、お前、アラレちゃんシンドロームって知ってるか?


(つづく)(つづくかよっ!こんなもん)(この文章は作者が実際に見た夢から発想を得て、純粋に文章表現の実験的な試みとして書かれたフィクションです。実在する人物、作品、医学的症例と一切の関連はありません。)
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by martano | 2006-11-25 22:14 | 社長のひとりごと
パラソルヒーター到着
そろそろ寒くなって参りましたので、パラソルヒーターをテラスに2本入れました。
勿論店内ほどではありませんが、半径3メートルぐらいは結構温かいです。ペット連れでどうしてもテラスというお客様もいらっしゃいますので、これで少しは過ごしやすくなるといいですね。

それに合わせてテラスのテーブル配置もクリスマス用に変えました。左右均等にパラソルヒーターを配置し、真ん中にツリーが置けるようにレイアウトしてます。クリスマス装飾はもう少し後ですが、いよいよ今年もあとわずか、という時期になって参りました。

ところで、世の中、クリスマス仕様に切り替えるのが早すぎると思いません?
ハロウィーンが終わったらすぐ、ハイ、次はクリスマスと言われたって、なかなか11月の頭にクリスマス気分にはなれないもので...。

というわけでマルターノのクリスマスは来週ぐらいから。^^)
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by martano | 2006-11-21 09:07 | マルターノ新着情報
オヤジのセナカ
最近ほとんどテレビも新聞も見ないのですが、それでもよく目にした子どもの自殺(予告)報道で思ったことを書きます。話題としては楽しくもなければ、飲食店としてもあえて触れる必要もないことですが、一人の大人として言いたいことがあるので失礼します。

気になったので調べてみましたが、日本で一年に自殺する人の数は約3万人だそうです。WHO発表の日本の自殺率は10万人に24人で世界第10位(2004年のデータ)。1位から9位までを見るとリトアニア、ロシア、ベラルーシ、ウクライナ、カザフスタン、ラトビア、ハンガリー、エストニア、スロベニアと続き、日本です。

自殺者の内訳の統計もあります。2005年の自殺者3万539人中、10代の自殺者は554人、20代が3156人、30代が4312人、40代が4876人、50代が7122人、60代が5017人、70才以上が5310人。これに人口構成を加味し、年代別自殺率を計算してみると、10代の自殺率は0.004%、20代が0.020%、30代が0.023%、40代が0.031%、50代が0.037%、60代が0.032%、70代以上が0.028%です。

木を見て森を見ず、と言います。文部科学省に自殺予告が届いて大騒ぎしましたが、あれは一本の木、そしてこの統計が森です。この森はこう語っています。10代の自殺率の9倍以上の自殺率でその親世代が自殺しています。日本はそういう社会です。そういう社会を大人が作って、その張本人たちがどの世代よりも多く自殺しているんです。一体何やってんですか?

大人がちゃんとしないから世の中いつまでもこんなですよ。それこそバカヤローですよ。いい加減、何とかしましょう。50年かかってもいいから直しましょう。今すぐね。今すぐ始めて50年かかるんですよ、きっと。別に難しいことをやらなくても、大人が大人らしくちゃんと生きりゃいーんですよ。それ見て子どもが育つんだから。

もうこれからはチョイ悪オヤジなんて中途半端なこと言ってちゃダメかも。チャン悪オヤジじゃなきゃ。

ガキども、見てろよ!
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by martano | 2006-11-15 22:53 | 社長のひとりごと
無理が通れば
a0051884_3265118.jpgとある駐車場の看板です。「ご注意下さい」と書いてあります。何気なく書かれてありますが、平日の9時から15時の間だけ駐車料金が3倍に跳ね上がり、1時間に1200円の駐車料金がかかるという注意書きです。ちなみにこのあたりの相場は1時間300円から400円程度だから3〜4倍の高さ。

ご注意ください、というのも凄いですね。知らないで停めるとビックリしちゃうほど高いから「ご注意ください」ということなので完全に意図的なわけです。でも普通こんな価格設定は予測しませんので、気がつかずに停める人もいますよね、はい。私も停めました。でもその腹いせにこれを書いてわけじゃありませんよー。(それもちょっとあるけど)

面白いのはその理由です。値段が上がるのは平日だけで、土日祝日は上がりません。だから需給の問題ではありません。実はこの駐車場、向かいにある某銀行の指定駐車場になっているのです。そこの銀行を利用すると駐車券を発行してくれるわけです。つまり、この価格設定は明らかに向かいの銀行と関係があると考えて間違いないでしょう。

私が想像するにこういうことですかね。極端に高い値段をつけて銀行営業中に他の車が停まらないようにしておく。そうすれば銀行来店者が優先的にその駐車場を使えると。本当にそうかどうかわかりませんが、筋が通ってる気がする。無理も通っている気がするけど。
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by martano | 2006-11-12 04:07 | 社長のひとりごと
起きて働け。
私の好きな映画の一つ、「ウォール・ストリート」に次のようなシーンがあります。マイケル・ダグラス扮するカリスマ投資家ゴードン・ゲッコーがチャーリー・シーン扮する若手証券マンを夜明けのビーチからの携帯コールで叩き起こし、「起きろ、働く時間だ」と発破をかけるのです。それは象徴的なシーンです。ゲッコーがビーチから指示を出せるようになるまでに、無数の修羅場をくぐっているはずです。それが、ベッドの中で寝呆けている若手証券マンとの差です。

ちょうどこの映画が公開の頃、為替ディーラーをしていた私は、正に同じような世界に身を置いていました。毎朝7時半に出勤、一日中荒れ狂う相場の真只中でひたすら売り買いを繰り返し、家に帰ってからも相場を張り続けました。デート中だろうが就寝中だろうが関係なく携帯モニターを睨み続け、それが月曜の早朝から土曜の早朝まで一秒も止まることなく続きます。相場と共に私の気分も激しく上下し、全く一緒にいた人間は堪ったものではなかったでしょう。

週末は相場が開いていないので何もできないのですが、週末のニュースを睨みつつ週明けのプランを考えます。普段できない勉強も週末を充てていました。ちょうど「24時間戦〜えますか、ビジネスマ〜ン♪」というリゲインのCMが流行っていましたが、「普通だよ、そんなの。当たり前じゃん」と思っていました。だからリゲインは飲んだことありません。

それから何年かしてバブルがはじけ、私の知らぬ間に時代の針は大きく反対に触れたようです。リストラという言葉が流行り、仕事以外の価値観がもてはやされるようになりました。頑張った先のゴールが見えなくなったせいでしょうか?今だに24時間戦っているのはジャック・バウワーだけかも知れません。そう言う私も取り残されたようで、この頃よく思うのです。ちょっと待てよ、と。

確かに仕事だけが人生ではありませんし、遊びも休みも必要です。いい仕事をするためにも必要です。ただ、忘れてはならないのは、相変わらず世の中は競争社会だということです。周りに流されるまま競争していた一部の大人達が自信を失い、あまり頑張れと言わなくなっただけで、世の中の本質は何も変わっちゃいません。

すなわち、我々は全員、厳しい競争社会に晒されており、結果を得るプロセスは昔も今も変わらないということです。もちろん、競争を拒否するのも自由です。ただ、それはあくまでも個人レベルの話で、一旦会社という営利組織に入ったらそれは許されません。企業は常に戦いを強いられ、社員はアルバイトも含め全員が戦闘員です。戦いたくない戦闘員など論外です。

しかし、ここでその戦いの意味を履き違えると、自信を失った大人達と同じ末路を辿ります。会社のために戦うと思えば、では会社が自分に何をしてくれるか、との天秤となり、必要以上に働くのは損に思えて来ます。

でも本当に伸びてくる奴はそんな考え方はしません。常により良いもののために戦う習性を身につけているからです。何の見返りもなくても、戦えば戦うほど自己強化できることを知っています。力をつけたかったら、人が休んでいる時間に働くのは当たり前です。人より抜きん出たければ、ビーチから人に指示を飛ばせるようになりたければ、人が休んでいる時間に起き、遊んでいる時間に牙を磨くのです。そうして10年も20年もやって来て初めて、休む時間も遊ぶ時間も自分でコントロールできるようになります。

もし自分が働き過ぎだと思ったら、自分が今何をする能力があるか考えてみるといいでしょう。それはそのまま自分の過去の積み重ねであり、まだまだ能力が足りないと思えば休んでいる閑なんかありません。少なくとも私はそう思ってこの20年やって来ました。この際だからブチかましておきますが、少なくとも5年はそのつもりで頑張ってもらわないと、20年続けた私と対等に話すらできないでしょう。若者諸君、どうするよ?今しかないんじゃないのかえ?
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by martano | 2006-11-04 22:13 | 社長のひとりごと


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