<   2006年 05月 ( 13 )   > この月の画像一覧
満10才!
今日、5月29日は株式会社インフォマニアの創立記念日です。今年でちょうど10周年の節目で、長かったんだか、短かったんだか自分でもわかりません。大したアイデアもなく始めた会社にしては、とりあえず10年持ってよかったという感じでしょうか。幸い家族も路頭に迷わず、再び就職することもありませんでした。

始めた当初の考えはひどく単純なものでした。とりあえず自分と自分の家族だけが生活できれば良い、という考えのもと、発展させるとか大きくするとかの考えは一切持たず、いかに人件費をかけず効率的に稼ぐかだけに集中しました。そのための手段がインターネット関連事業だったわけですね。当時96年という年はデフレの真只中、Windows95が年末に発売された翌年で、いわゆるインターネット黎明期でした。明らかに流れがそちらに向かっている状況で、別に私の嗅覚が優れていたわけではありません。ただ、無節操にそちらに向かう行動力だけがあったわけです。

結局その決断はそこそこ的を得ていたわけで、大成功もしませんでしたが、その後10年間の糧となったわけです。ただし、最初に言った通り、大したアイデアもなく、単に自分と自分の家族だけが生活するためのものでしたから、純粋にやりたいこととは違っていました。と言うか、純粋にやりたいことなんかなかったんです。

よく若い人が、やりたいことが見つからないとか、夢が見つからないとか言って悩んでいますが、別に悩む必要はないと思います。私なんか30代の後半でその状態でしたから。

32才で会社を辞めて、とりあえずインフォマニアを作った私が考えていた事と言えば、通勤をせず自宅で好きな時に仕事をし、子どもの幼稚園の送り迎えをしながら家族4人(当時は一番下の次男が生まれる前)が余裕を持って暮らすというもので、何とまあお気楽な。夢というには小さ過ぎ、現実的と言うには楽観的過ぎたかも知れません。私にありがちな、「人を喰ったプラン」とでも言いましょうか。

ところが、ちょうど10年の節目を迎え、インフォマニアの状況も随分違ってきました。マルターノを始めたことで、従業員を抱えることになり、いつまでも「人を喰ったプラン」のままではいられなくなりました。責任は増えましたが、それと同時に仲間を得たことで、できること、やりたいことの辺境が拡がりました。

今、正にかつてないほど可能性に溢れた会社になったと自負しております。ここできちんと方向性を示し、それに向かって前進する組織へ変貌させれば、それらの可能性は現実のものとなるでしょう。つまりは、ちょうど10年の節目を迎え、ようやくスタートについたといえるのかも知れませんね。
[PR]
by martano | 2006-05-29 14:30 | 社長のひとりごと
Bass !
”もしシックの音楽を少しでもわかっているなら、ベースが俺たちのグルーヴにいかに重要かわかるだろう。俺の人生最良の友でもあるベーシスト、バーナード・エドワーズが亡くなった時、俺は二度とシックの音楽は演れないと思った。そしたらこいつが電話して来たんだ。『ナイル、もしシックをもう一度演るんだったら、是非俺にベースをやらせてくれ』ってね。『俺はノースキャロライナ出身だ。ガキの頃から、バーナードのベースを聴いて練習してたんだ。』って言うんだ。ノースカロライナとは不思議な縁だ。バーナードもノースカロライナ出身だった。だからちょっととしたオーデションをやったんだ。奴が入って来て、5分ほどプレイしただけで俺はこう言ったよ。『決まり!』ってね。なんでかって?こいつは「ファンク」をわかってるんだ。シックでプレイするには「ファンク」がわかってなきゃならない。”

これはナイル・ロジャース&シックの2004年モントレーでのライブDVDの中で、ナイルがベーシストのジェリー・バーンズを紹介する時に言った言葉です。このDVD、改めて見てみるとやっぱり凄いです。先日のブルーノート東京では(恐らく時間の都合で)入れられなかった数々のエピソードを含めたメンバー紹介とそれに続く各メンバーのソロ、特にオマー・ハキムのドラムソロ、ジェリー・バーンズのベースソロにナイルのギターが絡むところなど、格好よすぎて悶絶します。

で、何が言いたいかと言うと、やっぱり音楽はベースです。勿論そこにオマー・ハキムのような超人ドラマーが加われば鬼に金棒ですが、ナイルの言う通り、「Bass」なんです。

実は今週の火曜、六本木のスイートベージルで凄い日本人ベーシストを見ました。日野賢二さんという方で、お父さんはトランペッターの日野皓正さんです。長い間ニューヨークで活動されていて海外のアーティストの評価が非常に高いのに、日本ではまだ一般的に知られた存在ではないようです。残念ながら、それが日本の音楽におけるベーシストの位置というものを如実に物語っている気がします。

ベースは音楽の背骨です。それがないがしろにされ、ボーカルやギターの伴奏ぐらいにしか考えられていないほとんどのJPOP(勿論全てではない)は、全く聴くに堪えません。

マルターノが開店準備においても有線のJPOPチャンネルを禁止するのも、シックのライブに必修でスタッフを連れて行くのも、アイデンティティーの問題でもあると同時に、中音域から上しか聴けないヤワな耳と脳を鍛え直すことにあるのです。

マルターノのスタッフはあらゆる分野で「上質」を知る必要があります。

Live at Montreux 2004 (Dol Dts)
/
スコア選択:
[PR]
by martano | 2006-05-27 13:21 | 社長のひとりごと
遅ればせながら、境川体験
a0051884_21505233.jpg




   川を下れば

a0051884_21512738.jpg




   海に出る

そんな当たり前のことも、全く意識することなく過ごす毎日。

運動会の代休の月曜日(って普通ゆっくり休めってことだと思うけど、そんなことは完全に無視して)、小学3年の次男を連れて南町田から江ノ島まで自転車で強行しました。途中、「そろそろ引き返す?」と何度も聞きましたが、「男の意地だ」と言い張り、海を見るまで帰らないと走り続けました。帰り道はすでに暗く、田んぼの蛙の大合唱の中を走って帰りました。

坊主曰く、「川って、ずーっと行くと海なんだね」、「蛙ってうるさいね」だそうです。私も頭ではわかっていました。川がいずれ海に流れ込むことも、蛙の歌が輪唱にしてはあまりにも間合いが短く、参加ケロ数が多すぎるのも。でも、本当は今日までわかっていなかったんでしょうね。頭で色々わかっているつもりでも、実際大したことねえな、って感じです。そこいくと、うちの3年坊主はもうそんなこともわかってしまって、少なくとも私よりはずっといい男になること受け合いです。

小学3年生の小さな大冒険、正にプライスレス。

#いつかご一緒に。
[PR]
by martano | 2006-05-22 23:01 | 社長のひとりごと
献血拒否?!
随分昔になりますが、私が高校生の頃、母親が子宮筋腫で手術を受けたことがあります。その時に輸血を受けたのですが、お医者さんから、家族が献血のお返しをするようにと言われた記憶があります。別に家族でなくてもいいのでしょうが、その恩恵に与った人が一番ありがたみがわかるから、ということでしょうね。私もそれ以来、ごくたまにですが、時間がある時に献血車を見かけると献血をします。血の気が多い(笑)のでたまに抜いてもらったほうがいいのです。

ところが、今日、横浜駅で見かけた献血車に立ち寄って、衝撃的な体験をしました。献血拒否!、されたのです。軽く傷つきましたね。あなたの血はいらない、と言われたわけですから。エッ?俺の血、リッチ過ぎるってこと?比重、重すぎとか?

いえいえ、そうではなかったのです。必要書類も打ち出してもらって、さあ、アンケートに答えてください、となった時のことです。その中に変な質問があったのです。「Q.1980〜1996年の間に、イギリスで一泊でもしたことがありますか?」って、何の質問? あるよ、それは。だって仕事で何度か行ったもん。ドーハの悲劇で日本がロスタイムで負けた時、ロンドンオフィスで悔しがったもん。(あ、わかった、ワールドカップだから?)

チッ、チッ、チッ。違うんですね。訝りながらも「はい」にマルをした私に、「エッ、行かれたことがあるんですか?」って係の人が。えっ、普通にあるよ、だってイギリスだよ? ルワンダとかじゃないんだよ?と思いながら、「はい、何度か」と答えると、その人は胸からレッドカードを出して、「ピピーッ!」何と一発退場ですよ。

いや、本当は凄く申し訳なさそうにアーモンドチョコレートを一箱くれながら、「すみません、この間にイギリスに行かれた方は献血できないことになっているんですよ」と丁重にお断りされたのです。

事情を聞くと、この時期にイギリスに行っていた人の中から一人(確かそう言ってたと思う)、クロイツフェルト・ヤコブ病の発症者が出たのだそうです。いわゆる狂牛病の牛を食べるとなるかもしれない、と言われているあれです。この時期のイギリスでは、危険性のある牛が流通していたので、その時期に一泊でもイギリスにいたことのある人からの献血は受けられないのだそうです。

いや、わかるんだけどさ、(というかそのリスクがどのくらいだかわからないんだけどさ)、物凄くたくさんの人が行ってますよね、きっと。その人たちが一人も献血できない事態って、大変じゃないですか? 正しいのかも知れませんが、何となくおかしい気もします。というのも、その人の話では、1980年から1996年という期間も「大体そのぐらい」が根拠で、「一泊でも」という基準もそのうち「通算半年」に変わるかもしれないとのことでした。

どこに線を引くか、迷っている節が見受けられます。モー、大変。
[PR]
by martano | 2006-05-19 22:57 | 社長のひとりごと
パタゴニア
昨日のニュースステーションの特集、御覧になった方いらっしゃいますか?実は私も途中から見ただけなので全ては見ていないのですが、アウトドアメーカーのパタゴニアがパタゴニア地区の国立公園を分断している牧場地域を買い取り、残っているフェンス等を撤去した上で、それを国立公園としてチリ政府に寄附しようとする試みについて特集していました。企業とは何かという脈絡の特集で、最終的に企業は株主でも社員でもなく、地球に対して責任を負う、という社長の考えが結びになっていました。

実は最近、美容院で見た何かの雑誌でこの会社の記事を読んだばかりだったのです。確か恵まれたオフィス環境か何かの特集で、パタゴニアの本社について書いてあったのです。何とそこでは、お昼休みに社員が(社長自らも)サーフィンに出かけるというのです。なんじゃそりゃ〜?!ですよね。

で、昨日の特集でつながったのです。ああ、あの会社か、と。大変僭越ながら、同じ(と言うにはあまりにも規模が違い過ぎて僭越な)社長として物凄く共感できてしまいました。やっていることが無茶苦茶格好いいんです。自分たちが事業をする目的というのを明確に捉えていて、それに沿って行動する。いわゆる理念に従って行動するビジョナリーカンパニーというわけです。

ビジョナリーカンパニーというのは10年ほど前に書かれたビジネス本の名著「ビジョナリカンパニー」に出てくる言葉で、明確な基本理念を持ち続け、時代を超えて繁栄する会社のことです。この本の中で取り上げられている会社はいずれも50年以上続いている会社だけなのでパタゴニアは取り上げられていませんが、この本の主旨からすると間違いなくビジョナリーカンパニーでしょう。

パタゴニアの取り組みについてはホームページを読むと詳しく書いてありますが、その一部を紹介すると、毎年売り上げの1%または利益の10%のどちらか多い方を寄附する環境助成金プログラム、社員に最長2ヵ月まで、各自選択する環境保護グループでボランティア活動をするための有給休暇を与える環境インターンシッププログラムなどがあります。先にご紹介した牧場地域のフェンス撤去作業は、パタゴニアの社員がこの制度を使って作業しているようです。

時として、このような活動をした社員がたった2ヵ月の活動に飽き足らず、フルタイムで活動するために会社を離れることさえ「個々の社員の成功」として歓迎するのは、それが彼らの理念に沿ったものだからでしょう。

Ladies & Gentlemen、この理念こそが我々の必要としているものに違いありません。

 →パタゴニアヒストリー

ビジョナリー・カンパニー ― 時代を超える生存の原則
ジェームズ・C. コリンズ ジェリー・I. ポラス James C. Collins Jerry I. Porras 山岡 洋一 / 日経BP出版センター
スコア選択:
[PR]
by martano | 2006-05-17 22:27 | 社長のひとりごと
今日は何の日?
もう日付けも変わったので一昨日のことになりますが、母の日でしたね。実はオオニシ家では一悶着ありまして、私の不用意な一言で女性陣の冷たい視線を浴びることとなったのです。曰く、「俺、基本的に○○の日って、苦手なんだよね」という辛うじて保っている世の中の微妙なバランスを崩すような一言で。

まず私は、誰かが決めたような○○の日というのが大嫌いです。今日は母の日だから一年に一度ぐらいお母さんに感謝の気持ちを表しましょうとか、父の日だからお父さんに、とか、正しすぎて言い返せません。私はあまりに正しくて言い返せないことを主張されると、背筋が寒くなる体質です。そりゃそうだよ、でも何でその日を決められなきゃならないの?って具合です。

この際、どれだけひねくれ者扱いされても、子どもじみていると言われても構いません。大上段に正し過ぎる主張に対してはそうやってアレルギーを起こす体質です。一種の花粉症だと思ってください。だからそういう日に相応しい振る舞いをするのは、そのほうが社会的にうまく行くからに過ぎません。ハイ、私の株、大暴落ですね。普段はこんなことも言わずにやり過ごしていますが、三つ子の魂百までとはこのことです。無理し続けるとたまに思わず本音が出てしまいます。

もうすっかり皆さんに呆れられたついでに、さらに全女性を敵に回すようなことを言いますが、誰かが決めたような○○の日以外の、結婚記念日というような個人的な記念日にしても、ほとんどの男にとってはどうでもいいことだと思います。あ、それは禁句だぜ、という紳士諸君の声が聞こえてきそうですが、まあいいじゃないですか。たまには言わせてください。

世の中、誕生日にしても結婚記念日にしても普通に祝うのが当たり前になっていますが、何でだと思います?世の中の半分が女性だからですよ。女性を尊重する西欧社会から来た習慣ですから、暗黙の了解としてこんな不粋なことは言わないだけです。ただ決定的に感覚の違いがあるので、記念日を踏み絵にして愛情のバロメーターにしようなんて考えはなしにしましょう。

確かに男性にとっての記念日は、「相手を喜ばせる機会」という意味においてのみ重要で、相手を喜ばせようと思わなければ大した意味を持ちません。その意味では、どれだけ自分のことを思ってくれているか、というバロメーターにしたくなるのもわかります。でも元々感覚が違う中での行為なので、何かしてもらったら十分思われているということだし、してもらわなくても思われていないということではない程度で勘弁して欲しいです。

まあ、女性からすると、「全くわかっていないわね、この男」、と言われるのは間違いないですけど。

結論としては、

「男性と女性の溝は永遠に埋まらない。
そこに橋をかけるか、かけないかである。」


ところで、明日からマルターノの女性客が大幅減とか、女性スタッフの視線が異様に冷たいとか、ないといいんだけど。
[PR]
by martano | 2006-05-16 03:43 | 社長のひとりごと
My name is Alex
最近、たまにビデオ屋さんに行くと思うのですが、アメリカのテレビシリーズのDVD化が激しいような気がします。確かに面白いものが多いですよね。私もかなり昔からアメリカのテレビシリーズは大好きです。古くは「奥様は魔女」や「刑事コロンボ」に魅了され、「チャーリーズエンジェル」のファラ・フォーセットにノックアウトされ、「600万ドルの男」、「白バイ野郎ジョン&パンチ」、「スタスキー&ハッチ」などなど。(そうそう、と手と叩いたそこのアナタ、年バレるよ)

そのまま留学なんかしちゃったものだから、勉強も皿洗いもしていない時は結構テレビ観てました。行った当時なんかは全部わかるわけもなかったですが、それでも面白かったですもん。特に好きだったのが、「ファミリー・タイズ」、「チアーズ」、「コズビーショー」などです。いずれも日本ではあまりないシチュエーションコメディーの傑作達です。

特に「ファミリー・タイズ」のアレックス・キートン役のマイケル・J・フォックスは秀逸でした。「ファミリー・タイズ」を知らなくても、その後のマイケル・J・フォックスの活躍は皆さん御存知でしょう。ちょうど私が帰国した後を追うように「バックトゥザフューチャー」が公開されて、彼が主演だというだけの理由で観に行きました。まさかうちのスタッフで、この映画を観たことがないなんて人はいないでしょうね。(いたら、チャック・ベリーの「ジョニーBグッド」を予習してから必修)

その彼がパーキンソン病にかかっていると公表したのが1998年。発病してから8年も経った後のことです。その後の活動のことはあまり目にする機会もなく、パーキンソン病財団を作ったことなどを断片的にニュースで聞いていただけだったのですが、ごく最近またふとしたきっかけで彼の本を読んでみました。これは彼が病気を公表してから綴った半生記です。

これを読んで、久々にまたアレックス・キートンに会いたくなりました。

ラッキーマン
マイケル・J・フォックス 入江 真佐子 / ソフトバンククリエイティブ
スコア選択:
[PR]
by martano | 2006-05-12 21:15 | 社長のひとりごと
挑戦状 > かるた殿
対決!の結果を受けて

挑戦状

かるた組組長 殿

先日、降りしきる雨の中、見事にディフェンディングチャンピオンの栄誉を勝ち取った貴チームの皆様に敬意を表しつつも、再度あざみ野南の雄を決めるべく、ここにフットサル対決を申し込むものとします。

対戦方式は、公平を期すべく、男子チーム、女子チーム、男女混合チームの3本マッチでいかがでしょうか?当日の参加者は原則自由ですが、勝負を決めるマッチに関しては、過去、現在において両チームに勤務した経験のある者、およびその家族までとし、メガネの着用は原則禁止(ただし顔の一部になっている場合は可)とします。

開催日時は別途定めますが、1ヶ月以内の開催を希望します。

返答をお待ちします。

マルターノ一家のドンより
[PR]
by martano | 2006-05-10 12:43 | あざみ野南「エリアA]
LOHAS
後で書きますと言ったきり、そのままになっていた日銀のゼロ金利解除について書きます。4/29に流れたこのニュースは、実際に金利を上げたわけではなく、あくまでも解除の可能性を示唆する展望レポートを日銀が発表したに過ぎません。ですからまだ何も変わっていませんが、状況次第では利上げもあり得るということです。

ところで、金利ってなんでしょう?

金利には2つの側面があります。一つは物価が上昇する局面で、お金の価値を保つためのもの。もう一つはお金そのものが持つ時間的価値です。

前者はわかりやすいですね。金融政策の基本中の基本。まさに今回のニュースに出たようなことです。つまり、物価上昇率が年率5%なら、金利が5%つけば、今の100円で買えるものが一年後にも105円で買えるということです。しかし、いつもそう上手く行くわけではなく、一度後手に回ると金利上げが追いつかず、ハイパーインフレになることもあります。だから、日銀は物価上昇や景気の過熱に過敏になるのです。それが今回のニュースの背景です。

さて、問題は後者です。お金そのものが持つ時間的価値って何でしょう?それは、今、手にする100円を一年後にどれだけ増やせるかという一般的な期待値を指します。つまり、金利5%を払っても、そのお金を今、手にすることにより、金利以上の儲けを得ることが可能だと誰も思わなければ、その金利での借り手はいないわけです。「一般的な」と言ったのは、それが特定の商売や、市場でのみの期待値ではなく、多くの商売や市場でそれが期待されなければ成り立たないわけです。

もちろん、その期待値が上がり、皆が設備投資や商売を始めれば、当然景気が過熱し、物価が上昇し、金利を上げることになります。ですから、結局は鶏が先か、卵が先かの議論のように、同じ事を言っているように思われますが、実は違うんです。

この二つが相反して働くことがあります。つまり、期待値が低いまま、物価だけ上昇することが。それはどんな状況でしょう?はい、原材料費が上昇すると起こりうることなんです。過去にもありました。オイルショックです。今も原油、高いですよね。

原油高は物価の上昇要因になります。急激に値段を上げられるほど景気は回復していないとすれば、企業はなるべくそれを吸収しようと試みるでしょう。しわ寄せは労働者に向かうかも知れません。今だってしわ寄せが行っているのかもしれません。日銀が景気回復の根拠とする企業の設備投資だって、もしかしたら人員削減のための先行投資かもしれませんから。

その中で金利を上げたらどうなるのでしょうね?このように景気が後退しながら物価が上がる状況をスタグフレーションと言います。オイルショックの時がまさにその状況です。これに対する処方箋は、省エネや生産ラインの効率化などで、利上げは解熱剤みたいなもんです。

もしこの解熱剤を使ったらショック状態に陥ることはないんでしょうか?例えば変動金利で住宅ローンを借りている人々にとっては厳しい状況になるのでは、と心配になります。

今の日本のように、社会の隅々まで物が行き届き、経済的に成熟した国では、潜在的にデフレ圧力が働いていると思います。市場は常に飽和に近く、常に効率化とコストダウンが計られている世の中です。そんな中で従来通りの金融政策が機能し続けるのは幻想ではないかと思うのですがいかがでしょう?

今のところの私の結論は、今後長期に渡って日本の金利はゼロまたはゼロ+αのまま推移し(つまり日銀ができることはほとんどなく)、景気が回復したように見えてもすぐに腰折れする。むしろその中で、消費し続けるライフスタイルを転換し、経済成長率を鈍化させること、代替エネルギーの開発に力を注ぎ、持続可能な繁栄を模索した方がいいんじゃないかということですかね。(だから自転車、買ったって?)

だって、経済成長率で我々の幸せを計るのはバカげていると思いません?
[PR]
by martano | 2006-05-10 03:00 | 社長のひとりごと
サイクロン号
a0051884_2022488.jpg一番下の子が最近自転車に目覚めて、駒沢公園だのパレスサイクリングだのと、自転車を貸してくれるところに行って乗せていたのですが、そこまで行く移動が面倒になってついに買ってしまいました。子どもの自転車と30年ぶりぐらいのマイちゃりです。やはり男の子は自転車に乗って行動範囲を拡げ、大きくならないと。ただし、ここは車社会の田園都市線沿線です。30年前の路地裏だらけの下町とはわけが違います。当面は必ず親同伴ということで、マイちゃりが必要だったわけです。万が一に備えてメットも着用ね、子どもだけだけど。

今日はとりあえずセンター南のスポーツオーソリティに行き、子どもにはあと数年は乗れそうなものを買い、自分用には一番安い(笑)のを買いました。いかにも気合いが入っていません。その帰りに二人で乗って帰ってきましたが、その乗り心地の良さにはちょっとびっくりしました。こんなに安いのに。って言うか、サスペンションって、いつから自転車についたの?(それって、いつから電話って回さなくなったの?ってレベルの質問かしら。あれ、電話を回すがわからない?もしかして。)

まあ、いずれにしても、跨がってグルグルこぐだけだからどっちでもいいや。問題はちゃんと有効活用するんだろうね、というところが一番不安。もう少し周辺の地形がフラットなら、2駅以内ぐらいは時間節約になるかもしれないのに。当面は子どもに引っぱられて乗りそうだけど、そのうち店のスタッフのお使い号になるかもね。
[PR]
by martano | 2006-05-04 21:20 | 社長のひとりごと


S M T W T F S
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31
関連リンク
カテゴリ
全体
マルターノ新着情報
社長のひとりごと
あざみ野南「エリアA]
トリビアル・マルターノ
マルターノストーリー
今週のランチメニュー
ライブ告知
未分類
以前の記事
2011年 05月
2011年 03月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
最新のトラックバック
パタゴニア
from ShopMasterのひとりごと
Funky
from ちゃりな話を
ライフログ
検索
人気ジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧